言わせちゃいけない!愛用者の声

インフォマーシャルには必ず登場する「愛用者」の声。

商品の特徴を体験者視点から語る、インフォマーシャルの中でもとても大事なパートです。

この愛用者を撮影するときに

(もしかしてですが)

「こんなことを言って欲しいんです」

なんてその場のディレクターが言って

カンペ読ませるようなことをしているんじゃないかな?

(あくまで想像です)

と思わせるような愛用者トークを、たまにみかけます

恐らく、どうしても言ってもらいたいセリフがあり、現場にその思いが強すぎるため、いささか強引に・・・・

なのかもしれませんが。

しかし

この手の愛用者の声がはいった素材は「絶対に」レスポンスがとれません。

なぜなら、たいがいの視聴者は、どこかで、愛用者の声ってホントなの?と思いながら見ているのに

さらに、不自然なトークがでてくると、漠然としていた疑問が確信に変わり、商品興味を急速に失わせるからです。

そうは言っても、愛用者のみなさんだって、そう都合よくいいこと言ってくれないよ・・・

という現場の声が聞こえてきそうですが。

日頃の愛用者とのお付き合いから、もう勝負ははじまっているのです。

テレビに出ていただける愛用者の数は決して多くありません

制作スケジュールにあわせて、突然、テレビに出てください!とお願いしても、ほとんどの方にお断りされます。

だから、テレビに出ていただきたい、長くご利用いただいている愛用者様と、日頃、どこまでコミュニケーションがとれているかにかかってくるのです。

適当な愛用者が見つからないから、事務所所属のモデルさんに商品渡して、短期間使わせただけで、「愛用者に仕立て上げる」なんてことをしていたとするならば

もう、その時点でその素材は終わっています。

その愛用者は本当に御社の商品を愛していますか?

その度合いが強ければ強いほど

思いもかけない、でも素晴らしいコメントが飛び出します。

そのコメントは絶対にディレクターのカンペからでてくる類のセリフではありません。

そのコメントが、視聴者の強い共感を得て、レスポンスが一気に高まります。

愛用者に言わせてはいけないのです。

愛用者、言うまで待とうホトトギス。

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