成功するクロスセル、失敗するクロスセル

ハンバーガーとご一緒にポテトはいかがですか?ご一緒にお飲物はいかがですか?
ファーストフードでは良く耳にする言葉ですね。メイン商品と合わせてついで買いを促すこと、これがクロスセルです。

でも、クロスセルと言ってもお客様に対して闇雲に商品をオススメすれば良いわけではありません。

「お客様を迷わせない」

ことが大事。

商品を売る側としては、品数を増やすことがお客様へのサービスになり自社のアピールにつながると考えがちですが、これが大きな間違い!
人は複数の選択肢を提示されると迷いが生じます。

これを「決定回避の法則」といいます。

迷いは時に購買意欲を削いでしまいます。
選択肢が一つしか無ければそれを選ぶしかない。
二つの商品が並んでいれば選択肢は2つになる。
たくさんの商品が並んでいると「決められない」。

過去の実績では、1つの商品を提示した場合と複数商品を提示した場合のレスポンスの結果に、

約5倍
の差が出るなんてこともありました。

商品を販売する立場から考えると案内する商品を絞るということはリスクと捉えがちですが、そこは一度ぐっと堪えてみることをおススメします。

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