気づいたこと。

「泣けるよ~」と聞いていたのですが、「ドラえもんでいい年したおっさんが泣くものか!」と、
それなりに心のディフェンスはしていました。

泣いてしまいました…

話の詳細はともかく、内容は子供のころに聞いたり見たりした内容なのですが・・・
わが子も人の親になったとき同じようにドラえもんでいい年して泣くんでしょうね・・・

通販広告やCRMをずっとやってきていると、いまさらながら気づいたことが2つあります。

ひとつ目は「時代は繰り返す」こと。

通販で登場し一世を風靡した商品はいくつかありますね。
たとえば、腹筋ブルブルであったり、黒酢、グルコサミンなど。

どれも共通しているのは点は

①通販で大ヒット
②競合が筍のように現れる
③通販以外の販路でも販売される
④通販では売れなくなる

…この繰り返しがずっと続いていて、通販企業は次に売れる商品を探し続ける。
通販というビジネスはこの繰り返しだと思ってました。

3-4年前など秋冬になるとどの新聞を開いてもグルコサミンの広告ばかりだったのが、
今は数社ある程度で一時期の勢いは広告ではなくなりました。

商品には流行り廃りがあるのは宿命でしょうし、汎用化された商品は
メガストアの流通にのって通販以外で購入できてしまうので通販では売れなくなってしまう…

しかし、「たとえ商品に飽きても、うちで買いたいと思う絆をつくるのだ」と豪語されていた
とある通販企業の役員さんがいらっしゃいました。
商品よりも、企業(お店)と顧客がつながっていく。

これが通信販売のひとつの在り方であり、楽しさだと改めて思いました。
時代は繰り返すが、そのを乗り越える絆を持てるのも通信販売ならではの醍醐味ですね。

もうひとつは、「時代は繰り返さない」こと。

数年まえでは、通販の主役媒体である、新聞、テレビ、折込といった媒体が
一定のサイクルでレスポンスが良くなったり、悪くなったりして、
これから良くなる媒体にいち早く手を出すのもレスポンステクニックでした。

しかしその繰り返しも徐々に劣化しているように感じます。
「媒体の効率が以前より良くなった」という話はあまり耳にしません。
「数年前に比べて媒体での獲得効率が悪くなった…」多くの通販企業がそういった悩みを抱えています。
レスポンスが回復することがあるのでしょうか?

そんななか、いまよく接触するのが

  • 引き上げを強化し、媒体効率の悪化をカバーしている
  • いままで手を出さなかった古い顧客を掘り起こしている。

です。

こういった施策が数年後には当たり前の手法になっているんだと思います。
着手するなら今じゃないと乗り遅れてしまうかもしれないですよ。

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