よく見かける失敗・・・ Tweet Thursday, April 16, 2015 北川 英史 勝ちパターンはお持ちですか? おそらくお持ちの方が多いですよね。 勝ちパターンというと勝負事のようですが、 「こうなったら大体うまくいく」 というようなものは仕事でもそれ以外の場でもでも持っていると思いますし、 自身に自覚がある場合もない場合もあると思います。 通販にも各社それぞれの勝ちパターンがあり、 それを気づいている場合とそうでない場合があります。 勝ちパターンを発見して、それを拡大していくことは鉄則でありますが、 なかなか分からない場合、もしくはまだない場合どうしますか? ベンチマークしている他社を真似る これが近道ですね。 他社の成功事例や仕組みを真似るのは常套手段です。 でも真似るというと聞こえはよくありませんので、 「研究して参考にする」 と通常はもっともらしく表現したりします。 もちろんレスポンス総研のメンバーもいろいろな企業の商品を通販で購入してみてツールやDM、 仕組みなどを日々研究しています。 「この会社はA社をずいぶん参考にしているなぁ」 などと思いながら施策内容やツール・DM・広告などを研究していますが、 しばしば非常に残念な参考事例に出会います。 そんなよくある真似の失敗例で代表的なのは 盲目的に真似る、いいとこ取りをしようとして中途半端に真似る ケースです。 「通販で成功している○○社を参考にして広告を作った。フォロープログラムを作った。」 よくあることです。 ただそこに落とし穴がある場合があります。 その参考元の広告にある要素はなんですか? 要素が持つ意味とパワーを真似ることはできていますか? そのフォロープログラムが参考元のすべての顧客接点ですか? たとえば有名な企業を参考元とする場合、 会社のロゴだけで顧客の信頼を得ることができるでしょうが、 有名ではない会社のロゴではそうはいきません。 また多くの広告を投下している企業を参考元にすると、 広告投下をそれほどしていない会社とはフォロー期間中の顧客へのリテンション効果が大きく違います。 そこまで考えず表面だけを盲目的に真似ると・・・ 悲惨な結果が待っています ○○社を参考にしたのにぜんぜんうまくいかない! 真似よう、参考にしようとする施策とそれに関連する要素をきちんと把握した上で、 自身の会社に当てはまるのか見極めてくださいね。